バーチャルモデル(バーチャルヒューマン)は、どのような分野で活用されている?

バーチャルモデルはどのような分野で活用されている?
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今では人の代わりや企業のイメージキャラクターなど様々な用途で使われているバーチャルモデル。ここでは、バーチャルモデルがどのように作られているかに加え、バーチャルモデルの活用事例も紹介します。

  1. 最近話題のバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)とは?
  2. バーチャルモデル(バーチャルヒューマン)はどのように作られる?
    1. ますます進化しているCG技術
  3. 国内ではどの分野でバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)を活用している?
    1. インフルエンサーとしての「バーチャルヒューマン」
    2. ゲーム業界での「バーチャルヒューマン」
    3. GU、CITIZENなどファッション業界のモデルとして活用
    4. KDDIではバーチャルビューマンガイドを開発
    5. 自分の分身として活躍させることも?
  4. 国内ではどの分野でバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)を活用している?
    1. 中国では3型でバーチャルモデルを活用
    2. パフォーマンス型
    3. サービス型
    4. キャラクター型
    5. 「バーチャルヒューマン」がアナウンサー代わりにもなっている!
  5. その他グローバル企業ではどのようにバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)を活用している?
    1. グローバルファッションブランドH&M
    2. 隣の国韓国ではアイドルメンバーでバーチャルアイドルが登場!
    3. イスラエルのスタートアップHour One
    4. イメージナビが提供するINAI MODEL
  6. 多くの企業がバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)を使う理由は?
    1. 話題性を生み出すためのバーチャルモデル
    2. ストーリーを創造でき、ブランドイメージに合わせることができる
    3. バーチャルモデル(バーチャルヒューマン)の進化が止まらない!
  7. 参考サイト

最近話題のバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)とは?

最近話題のバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)とは?
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まず、バーチャルモデルとはどんなものなのでしょうか。
バーチャルモデルとは何か、どんなことをするのか、バーチャルモデルの概要を紹介します。

バーチャルモデルとは、CGで作られ、実際の人間のように動くキャラクターのことです。中でも、本当に存在する人間のようにリアルなデザインで作られたバーチャルモデルバーチャルヒューマンアニメや漫画に存在しそうなイラスト調のバーチャルモデルバーチャルキャラクターと言います。

日本ではパラリンピックの閉会式にバーチャルモデルが登場したことで話題になりました。バーチャルモデルを導入するメリットは、炎上を回避しやすい点でしょう。芸能人やインフルエンサーを広告に起用した場合、契約期間中に社会問題を起こす、SNSで炎上するなどのリスクを伴います。その点、実在しないバーチャルモデルなら、企業がバーチャルモデルの発言を正しくコントロールさえしてれば炎上することはありません。このようにバーチャルモデルは炎上のリスクを軽減できるのもメリットです。

バーチャルモデル(バーチャルヒューマン)はどのように作られる?

バーチャルモデル(バーチャルヒューマン)はどのように作られる?
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それでは、バーチャルモデルはどのように作られ、動いているのでしょうか。
今回は3Dタイプのバーチャルモデルの作り方・動かし方を紹介します。

バーチャルモデルを作る場合、まず見た目を作ることから始めます。一般的には2Dで様々な角度から見た場合のイラストや画像を、3Dモデリングソフトで読み込んでモデリングを行います。見た目の準備ができたら次は動かす作業です。本格的なバーチャルモデルは、より動作を人間に近づけるため、モーションキャプチャを利用するのが一般的。マーカーが付いているスーツなどを着用した人間が動き、バーチャルモデルがモーションキャプチャを経由してその動きを真似することで、人間のような表情・動きが実現できているのです。

ますます進化しているCG技術

Shards of glass surrounding futuristic woman in desert
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CG技術や画像加工技術は年々進歩し、よりリアルなものになっています。元々バーチャルモデルは、現代で言うVtuberのようなデフォルメされたキャラクターを使うのが一般的でした。人間に近いデザインを採用するにしても、目線や表情、動きが硬く違和感があるような状態でした。しかし、技術が進歩し3D技術の向上だけでなくモーションキャプチャが広まったことや、コンピュータの性能が向上したことなどの様々な要因から、3D技術は急速な発展を遂げることになりました。そして、現代におけるバーチャルモデルは、日常に紛れ込んでいてもおかしくないようなクオリティにまで成長しています。

国内ではどの分野でバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)を活用している?

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それでは、バーチャルモデルは国内ではどのような分野で活用されているのでしょうか。
まずは国内の活用例を紹介します。

インフルエンサーとしての「バーチャルヒューマン」

SNSを中心に活躍するバーチャルヒューマンは日本国内でも増えています。国内で有名なバーチャルインフルエンサーには、パラリンピックの閉会式にも登場したImma(イマ)が挙げられます。Immaは2018年頃からInstagramで活動している設定で、ピンク色の髪の毛がトレードマークです。これまでに有名ブランドとコラボしたり、有名ファッション誌のモデルに採用されたりしています。

また、2020年には株式会社1SECが堀江貴文氏をベースにデザインしたホリエ・ロイド・タカフミが登場しました。通称ホリエロイドは堀江氏の声をディープラーニングで音声化し、講演会やファンとの交流、SNSでの商品PRなどの仕事を行います。ホリエロイドを開発した株式会社1SECは著名人のバーチャルヒューマン化に力を入れており、新たな著名人とのコラボにも注目です。

ゲーム業界での「バーチャルヒューマン」

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ゲーム業界では、PUBGで知られる韓国のゲーム開発企業KRAFTONがバーチャルヒューマン「ANA」を発表しました。ANAの強みには、グラフィックに強いゲーム会社ならではのキャラクターの造形や動作、表情の精巧さが挙げられます。肌に関してはうぶ毛まで再現。より生身の人間に近い容姿に仕上がっています。また、動きは最先端のFace Rigging技術を用いて表情の細かいしわや筋肉、瞳孔の動きもしっかり再現してリアルな動きを実現しています。音声にはディープラーニング技術を採用したAI Voiceを使っており、ただ話すだけでなく、歌う、演じるまでできるようになっています。

GU、CITIZENなどファッション業界のモデルとして活用

画像引用:Instagram(INAI MODEL official)
画像引用:Instagram(INAI MODEL official)

ファッション業界ではバーチャルヒューマンの活用事例が増えています。大手ファストファッションブランドGUでは、体型を自由に変化させられるバーチャルヒューマン「YUを開発しました。YUは身長158cmの女性で、2020年に20歳になる大学生という設定です。アパレルショップには展示用にマネキンが置かれていますが、自分の体型とかけ離れていて、自分には似合わないと購入を諦めてしまう経験がある人は多いでしょう。そこで、ユーザーに様々な提案をするために、自由に体型を変化させられるYUが開発されました。YUは主にGUのWebムービーやテレビCMで活躍しています。

また、腕時計で知られるCITIZENは、時にまつわる様々な体験ができるバーチャル空間CITIZEN Timeless City』を2021年にリリースしました。こちらではCITIZENの歴代腕時計の解説が知られるミュージアムなどのコンテンツが用意されています。ミュージアムに登場するバーチャルヒューマンは、時計に詳しい男性の「ひかる」と、時計好きな女性「こよみの2人。2人の服装は腕時計に合わせて変化するので、CITIZENの腕時計に合わせたコーディネートの参考にできるでしょう。

KDDIではバーチャルビューマンガイドを開発

KDDIはImmaの開発元である株式会社Awwなどと提携して、バーチャルヒューマン「cohを開発しました。cohは主にファッション業界で活躍、2021年には化粧品などを開発するKANEBOのメイクモデルにも抜擢されました。その他にも、アパレル業界のDXの一環として、cohをモデルにして3DCGの衣服を着せて確認できるサービスも開発しました。洋服を作るには、企画・制作の段階においてたくさんのサンプルを作らなければいけません。洋服を作るためにはたくさんの廃棄品が出てしまいます。バーチャルヒューマンをモデルに用いて精密な洋服のイメージが作れるようになったことで、廃棄品を減らせることが期待されます。

また、スマートグラスを使い、cohが着用した洋服を細部まで確認できるファッションショーも開催されました。

自分の分身として活躍させることも?

自分の分身として活躍させることも?
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国籍や人種、性別などを自由に選択してバーチャルヒューマンを作れるサービスINAI MODELは2020年頃から各種メディアで取り上げられて話題になっています。INAI MODELでは著名人に似せたものを作らない、違法な使い方をしないなどのルールを守れば、一度購入した画像は自由に使用可能です。そのため、企業のモデルだけでなく、個人のアバターとしても活用されています。

国内ではどの分野でバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)を活用している?

Droplets splashing near woman
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これまでは国内のバーチャルモデルの活用事例を紹介してきました。次は海外でのバーチャルモデルの活用事例を紹介します。

中国では3型でバーチャルモデルを活用

IT先進国において、バーチャルヒューマンは主にパフォーマンス型・キャラクター型・サービス型の3種類に分類されます。それでは、各種類の特徴について詳しく解説します。

パフォーマンス型

パフォーマンス型のバーチャルモデルは、アイドルやアーティストとしてパフォーマンスをします。
中国で有名なバーチャルアーティストには、洛天依(ルォ・ティエンイ)があげられます。洛天依は2022年に「相約北京」五輪文化祭・第22回「相約北京」国際芸術祭の開幕式にて北京オリンピックの開催式のテーマソングを歌ったり、日本の人気キャラクター初音ミクともコラボしたりして話題になりました。元々洛天依は初音ミクと同じVOCALOIDです。2012年にリリースされ、BilliBilli動画には30,000曲以上のオリジナル曲が投稿されています。元々は2次元上のバーチャルキャラクターでしたが、3DCG技術が発展し立体的な演出が可能になり、バーチャルアーティストとしての活動の幅も広がりました。

サービス型

サービス型バーチャルヒューマンは、人間に代わってサービスを提供するのが特徴です。
これまで紹介してきたCITIZENやKDDIのバーチャルヒューマンもサービス型に当てはまります。中国の場合、人気スキー選手であるアイリーン・グー(谷愛凌)を採用したバーチャルヒューマン「Meet GUを、スキーの実況に登用しました。その他にも、バーチャル心理カウンセラーなど医療分野にもバーチャルヒューマンが活用されています。

キャラクター型

キャラクター型はインフルエンサーや芸能人に近い形で活躍するバーチャルヒューマンを言います。
外見のクオリティをより人間に近づけるだけでなく、性格など内面に関する設定も細かく決められているのが特徴です。ちなみに、日本の場合はImmaがキャラクター型に当てはまります。

「バーチャルヒューマン」がアナウンサー代わりにもなっている!

中国ではバーチャルヒューマンがアナウンサーとしても活躍しています。
2022年の冬季北京オリンピックでは、百度(バイドゥ)がバーチャルヒューマンのAi手話アナウンサーを開発しました。手話は中国の辞書「国家通用手話辞典」に基づいたもので、正確な手話を耳が不自由な人に向けてスピーディーに届けられるのが特徴です。また、表情の動きの精密さも高く評価されており、口の動きの正確さは98.5%になります。そのため、手話だけでなく口の動きだけでもしっかりと内容を読み取ることが可能です。

その他グローバル企業ではどのようにバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)を活用している?

グローバル企業ではどのようにバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)を活用
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その他に、世界で活躍する企業では、バーチャルモデルはどのように活用されているのでしょうか。グローバル企業のバーチャルモデル活用事例を紹介します。

グローバルファッションブランドH&M

スウェーデンに拠点を置くファストファッションブランドH&Mは2022年1月、デジタルファッション事業の一環として、デジタルファッションルックを提案しました。体型や性別、肌の色などによって好きなファッションが似合わないと感じている人は少なくありません。そこで、デジタルファッションルックで見た目に左右されずに好きなファッションを楽しめます。また、同月H&Mはメタバース上にデジタルファッションストアを開業しました。こちらはAR・VR事業を取り扱う株式会社CEEKのサービス「CEEK VR」を使用したもの。デジタルファッションストアではCEEK VR上で使える通貨CEEKで買い物ができます。

隣の国韓国ではアイドルメンバーでバーチャルアイドルが登場!

韓国ではバーチャルアイドルとして活動するグループも増えつつあります。
11人組女性アイドルグループのETERN!TYや、VRChat発のアイドルグループ異世界アイドルなどがあげられます。また、韓国ではアイドルグループのメンバーをファン投票で決めるサバイバル番組が2010年代以降流行しています。そして、2022年にはついにバーチャルアイドルのサバイバル番組「VIP30も制作されました。

イスラエルのスタートアップHour One

イスラエルのスタートアップ企業Hour Oneでは、実在する人物をバーチャルモデル化するサービスを開発しました。さらに、アメリカのアーティストタリン・サザンとコラボし、彼のAIキャラクターで制作したミュージックビデオをYouTubeに公開しています。その他にも、Hour OneではバーチャルモデルとAI音声を組み合わせて、自社のCGIを作ることができます。バーチャルモデルの制作を外注できるので、実際のモデルを雇って撮影する手間を減らせることが期待されています。

イメージナビが提供するINAI MODEL

INAI MODEL
photo by INAI MODEL

INAI MODEL〉は、GANと呼ばれるAI技術を活用して、非常に高い精度で実在しない人物モデルの生成を瞬時に行い、日本人はもちろん外国人モデルまで幅広い人物画像の生成が可能で、すでに150人を超えるバーチャルモデルを生成済みです。

また、実在するモデルではないため、センシティブ使用についても、モデルの許諾は不要です。モデル本人からクレームが入る心配もありませんので、安心して使用できるでしょう。契約期間の制限もなく、企業のイメージキャラクターとして長く活用することも可能です。リアルのモデルとは違い、バーチャルモデルは炎上やスキャンダルなどのリスクを考える必要はありません。老化などで容姿が変わることもありません。

AI技術GANを用いたデモ映像

多くの企業がバーチャルモデル(バーチャルヒューマン)を使う理由は?

日本でもバーチャルモデル、バーチャルヒューマンを採用する企業が増えてきています。
企業があえて実在する人ではなくバーチャルヒューマンを使う理由にはどんなものがあげられるのでしょうか。それでは、バーチャルヒューマンが採用される理由について解説します。

話題性を生み出すためのバーチャルモデル

バーチャルモデルはまだ登場してから日が浅く、物珍しい目で見る人も多いです。
最先端の技術に興味を持っている人を中心に、バーチャルモデルを採用すれば、バーチャルモデルをきっかけにサービスそのものにも興味を持ってもらえるでしょう。話題性もあるので、マスコミに取り扱ってもらえる可能性も高くなります。

ストーリーを創造でき、ブランドイメージに合わせることができる

バーチャルモデルを導入するメリットには、企業が求めるイメージに細かい部分まで寄せられる点があげられます。実在する人物をモデルにしようとすると、体型・人種など見た目に加えて、その人の趣味や性格など内面まで、企業が取り扱う商品・サービスに合致する人を探すのは大変でしょう。その点、1から自由に作れるバーチャルモデルなら外見はもちろん、人格もコンセプトに合わせて自由に設定することができます。

バーチャルモデル(バーチャルヒューマン)の進化が止まらない!

photo by INAI MODEL

3D技術の向上だけでなくモーションキャプチャが広まったことや、コンピュータの性能が向上したことなどの様々な要因から、3D技術は急速な発展を遂げることになりました。 国内外で今後も拡大を広げるバーチャルモデル市場ですが、既に150人を超えるバーチャルモデルを生成実績のあるイメージナビを使うのがおすすめです。バーチャルモデル・バーチャルヒューマンをご検討の際には、是非「INAI MODEL」もご活用ください。

「INAIMODEL」参考記事:話題の「バーチャルモデル」をインスタでご紹介!

参考サイト

バーチャルヒューマン活用による企業戦略を考える!YOURSTOCK by イメージナビ株式会社